〈最近の人民戦線の
重要基本文献集









(1)時代の進歩と歴史の要求を拒否し、人民大衆の願望に背くものこそ、現代独占資本と帝国主義的国家とその権力である。国家と権力と社会の仕組み(政・官・財の癒着構造)と対決し、これを打倒し、根本的に変革せよ!

 独占資本と帝国主義支配の国家と権力、人民大衆と他民族の支配と収奪の国家権力の仕組みは「政・官・財」の癒着構造であり、ブルジョア的自由主義(生殺与奪の権)と市場経済(独占支配のための方法)をキャンペーンとした大衆収奪である。彼らの目的はただひたすら最大限の利潤と利益と富の獲得であり、あくことなき経済的支配権の拡大である。その世界(社会)はまさに拝金主義と物質万能主義であり、弱肉強食であり、不平等社会の拡大であり、貧富の格差増大であり、絶対的(社会の文化水準の向上に追い付けない)、相対的(富の蓄積に比べて)貧困化層の深まりであり、これがあらゆる形の犯罪、社会不安、暴力とテロ、戦争と内乱、人間性そう失と動物的な人間社会を生み出した。

 もはや独占と帝国主義の時代は人類社会にとっては進歩と発展のためには古くさくなってしまった。歴史はこれを打倒するために苦もんしている。これが戦争であり、内乱であり、テロと暴力である。日本においては混乱と混迷と漂流である。そして歴史は爆発し、収れんして転換していく。こういう運動と闘いが現代の階級対立と階級闘争である。
 したがってわれわれは、すべての運動と闘いと行動の目標、最大の標的を独占資本と帝国主義支配の国家とその権力に定めねばならない。独占支配と帝国主義の収奪から人民のための国家と権力へ!この思想認識で統一して運動し、闘おう!

(2)異なった場所と異なった要求を、共通の目的と共同の闘いとして統一し、連帯しよう。すべては生活と権利、自由と民主主義、人間の尊厳と人間性の擁護として共闘し、統一し、統一戦線から人民戦線へ。ここに人民闘争、人民戦線、人民権力の土台がある!

 どんなに違った場所と立場と要求と種類であろうと(労働者、農民、市民、中小企業、学生と青年、女性と子供、文化知識人、もみな)、政治的、思想的、社会的、本質的には人民としての性格からみて、その運動と闘いはみな共通性と共同性をもっている。それはつまり「生活と権利(生きること、生きる権利)、自由と民主主義(個人としての自由、情報公開)、人間の尊厳と人間性の擁護(人格と人間らしさの確立)という本質と性格として、すべての大衆運動、大衆闘争は共通し、共同し、連帯できるし、しなければならない。ここに強大な敵を相手にした闘いの勝利への道がある。

 共同闘争と統一闘争の規範は「批判の自由と行動の統一、政治活動の自由」であり、「歴史に学び、経験を総括し、思想認識を深める」ことであり、何より大切なことは「政策と方針、路線の正しさ」である。この三つがある限り、統一戦線、人民戦線は絶対に勝利する。ここに人民権力、人民の国家、人民の世界をめざす土台がある。

(3)組織せよ、組織せよ、そして組織せよ。権力を組織することにこそわれわれの運動と闘いの帰結点、到達点がある。勝利と敗北のカギはここにある。権力は誕生し、成熟し、勝利に達するまで、常に運動し、爆発し、収れんしていく。そして最後はすべては権力が決定する!

 まず隗(かい)より始めよ。出発は核であり、幹部であり、活動家である。そしてその隗、核、幹部、活動家はそれにふさわしい資質(純粋、凝固、強固、作風、止揚的党風の五項目)を獲得しなければならない。ここに核の出発点がある。
 核は運動し、闘争し、そのなかで組織化される。運動と闘いは人を集め、集合し、会議し、行動する。そのなかで決議し、決定し、声明し、宣言し、出撃し、爆発し、収れんしていく。その運動と闘いの帰結点、到達点こそ、委員会であり、協議会であり、評議会である。職場で、地域で、地方で、全国的に組織された評議会こそ人民闘争と人民戦線にもとづく人民権力であり、人民の拠点であり、国家と権力の土台であり、母体であり、原型である。

 すでに存在して一般的な活動を展開している大衆的団体や組織内における中核や前衛的幹部、活動家の任務は、その内部における「一般・個別・中核」という日常の基本活動を一貫して展開しつつ、歴史的情勢の転換にもとづくその団体と組織の人民戦線運動への参加に備えることである。

 なお権力とは、運動と闘争の過程で、互いに敵対するものが併存しつつ、併行して闘いつづけ、一定の歴史的条件のもとで転換していく。権力闘争の歴史はみなこのようになっている。そして権力の能力と実力はその核の資質五項目にかかっている。
 そして権力の発生と成長はすべて歴史的なものであり、そこには必然と偶然が作用する。現代の歴史的情勢と条件が示す権力に関する科学法則は、独占と帝国主義の国家と権力は、つぎの時代たる人民大衆による人民権力にもとづく人民の世界と国家に転換せざるを得ない。これは必然である。しかしこの必然が完成するためには一定の歴史的条件(偶然)が介在する。これは必然をめざす核と前衛(党)の闘いとその運動の力量と歴史の成熟が生み出す。したがって、前衛(党)と先進分子は、必然の道、王道を一貫して歩くこと。この道を一貫して前進すること。この必然性が、必ず偶然と結合して、すべては達成される。これもまた、エンゲルスのナポレオン伝説にみられる通り、歴史の必然でもある。

 だから核たる前衛、先進分子は、科学の法則、歴史科学の道を信じ、この偉大で歴史の要求に添った価値ある任務と責任に人生を傾注する。未来は人民のものである。

  • コミュニティーとは何か。人民による人民のための人民の世界とは何か。それは国家、社会、生産活動の運営目的を、最大限の利益と利潤追求のみに注ぐのではなく、すべてを人民の生活と文化水準と社会環境の安心・安全・安定のために注ぐ!
  • 生産第一主義、物質万能主義、拝金主義、弱肉強食の国家と社会ではなく、人間性の豊かさと人間の尊厳と人間としての連帯と共生の国家と社会にする!
  • 金と物がすべてではなく、人間の心と自然の豊かさが第一であり、姿や形だけの美しさではなく、働く人びとの生きる姿と心の美しさが第一であり、一人だけで急いで先に進むのではなく、遅くてもみんなが一緒に進む!
  • 人間は生まれたときから環境の産物であった。環境が変われば人間も変わる。国家と権力が変われば国民は変わる!
  • そのためのちからこそ、すべてを人民闘争・人民戦線・人民権力へであり、その具体的表現たる人民評議会である! 
  • 人類が最初に、はじめてつくった社会は、原始的ではあったが、そこにはまさに共同と共生と連帯の人間的社会があった。そしていくたの回り道をしたが、その間により大きくなってもとに帰る。つまりより高度に発達した近代的コミュニティ国家と社会へ。ここから本当の人民の社会、人間の社会が生まれ、人類は総力をあげて大宇宙との闘い、新しい闘い、宇宙の開発と開拓の闘いに進軍するだろう!