二〇二五年の年頭に当たり、人民戦線運動の幹部と活動家の皆さん、人民戦線と共に闘う先進的な皆さん、そしてすべての皆さんに、心からの敬意と連帯を表し、新年の挨拶を申し上げます。  昨年を振り返った時、日本、米欧を始め、世界の国家権力はみな不安定であり、危機であり、どの国も、この国も、安定した国はなかったのであります。
 注目された米大統領選は十一月五日に投開票され、共和党のトランプ前大統領(78)の当選(現地時間六日午後)が早々と確定した、と米メディアが報じた。トランプ氏は直ちに勝利演説をし、翌日、民主党のカマラ・ハリス氏も敗北宣言し、事実上、全ての選挙戦は終わった。外国、特に欧州や日本では全体として困惑しているが、世界の極右政党は歓迎している。
 10月27日に投開票された第50回総選挙の結果は、新しい時代への新たな転換を告げる号砲となった。翌日、日本の大新聞の紙面には『自公 過半数割れ』『裏金 政権痛打』『「自民ノー」 不信極まる』『裏金 怒り投じた 変化 願う』等々の大見出しが躍った。